<研究課題 概要>

研究課題: 稀少な食物アレルギーのアレルゲン解析

研究の趣旨:

稀な食物アレルギーは、原因食物の除去を行えば日常生活に困らないため、詳細な抗原解析がなされず、原因アレルゲンが同定されていない場合がある。原因アレルゲンを同定することで、加熱に弱いアレルゲンであるか、交差抗原性があるかなどがわかり、今後の食事指導に役立てることが可能となる。

研究の目的:

稀少な食物アレルギー症例のアレルゲン解析を行い、原因アレルゲンを同定し、今後の診断や食事指導に役立てる。

研究の方法:

4大学の関連施設において、稀少な食物アレルギーがどのくらいの症例数あるかアンケート調査を行った。
これまでアレルゲンの報告がなく、症例数がある程度見込めるヤマイモを解析の候補とした。
対象は、ヤマイモ特異的IgEまたはヤマイモの皮膚試験が陽性で、ヤマイモの摂取によりアナフィラキシーを起こした患者、またはヤマイモの負荷試験でGrade2以上の症状が出現し陽性となった患者(口腔症状のみの場合は解析に入らない)とする。

研究機関:

藤田医科大学医学部 小児科学

連絡先:

研究代表者
藤田医科大学医学部 小児科学 中島 陽一
〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98
TEL: 0562-93-9251
FAX: 0562-95-2216
Email: ynakaji@fujita-hu.ac.jp(@を半角@に変えて送信してください)

各大学研究担当者
愛知医科大学: 武藤 太一朗
名古屋市立大学: 野村 孝泰
名古屋大学: 松井 照明
藤田保健衛生大学: 中島 陽一